サーファー プロジェクト      建築用語集
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No.17 基礎の完成とヘルスコート

 ベース コンクリートの上に、基礎の立ち上がりコンクリートも打った。
あとは型枠を外せば、これで基礎は完成である。
大雨が降って、プールのようになった基礎
雨の上がった直後のなので、水が残っている

 立ち上がりにコンクリートを打ったあとは、コンクリート養生のために、しばらく型枠を放置する。
その後、大雨が降った。
すると基礎の内側には、10センチくらい水がたまって、プールのようになってしまった。
布基礎だと中央は土だから、水は土に染みこんでくれる。
だから、プールになることはないが、ベタ基礎だと水の逃げ場がないのでプールになる。

 プールのようになるのは、コンクリートにとって悪いことではない。
湿潤な環境が維持できるので、むしろコンクリートにとっては良いことだ。
しかし、コンクリートのためには良いといっても、水がたまったままでは、次の工事ができない。
次の工事のためには水中ポンプをかけて、水をかい出してやればいいのだろうが、わざわざ水中ポンプを使うのは手間である。

 工事監理者であるボクも、も雨の降ることは予想している。
型枠の隅に、水抜きのための穴をあけてあるのだ。
そのため型枠を外せば、水は自然に流れだしてくれる。
これで水中ポンプをもちだすまでもない。
建築主のさんが、心配して電話してきたけど、大丈夫ですよ。
さんのブログ>へ

 基礎の中央に、水抜きの穴をあけておくという指示書もあるが、コンクリートの下には防湿ビニールが敷いてある。
水抜き穴をあけるためには、防湿ビニールも貫通しなければならず、ボクはこの指示書に賛成しない。
そこで立ち上がり部の下部に、水抜き穴をあけておくのだ。

 ところで、もう一度右上の写真を見てほしい。
基礎の外周廻りに、ビニールのようなものが見えるだろう。
このビニールは雨を予想して、事前に雨対策を講じていたものだ。
雨に降られても、コンクリートの品質には関係ないが、雨の水滴に叩かれるとコンクリートの表面が、アバタ状の凸凹になってしまう。

 基礎の立ち上がりの上面は、土台がのるから見えなくなってしまう。
だから、それほど気にする必要はないのだが、やはり美しいほうが良い。
防蟻パッキンを挟むうえでも、滑らかな基礎天端のほうが,なじみが良い。
アバタになることを防ぐために、雨を予測したがビニールをかぶせたのである。
こうした気遣いをする頭は少ないが、これは丁寧な仕事である。

ヘルスコートは墨から作られているので、
塗り上がると真っ黒になる。
午前中で、ベースコンクリートに塗り終わった。

1日の成果、ヘルスコートを塗り終わった。

 今回、建築主のSさんから、普通の防蟻剤ではなく、ヘルスコートという防蟻+空気を清浄化するものを、使いたいという提案があった。
 防蟻剤は蟻を殺すので、人間の身体にも良いはずがない。
ボクも興味がある。

 Sさんの話を聞くと、ヘルスコートにはなかなか優れた効力があるようだ。
詳しくは、アーテック工房株式会社のサイトを見てください。
カタログや塗布後のサンプルや、塗布前の液体サンプルを取り寄せてみる。

 Sさんとの打合せにメーカーの営業マンを呼んで、検討した。
ボクたちの打合せは、夜の7時だというのに、わざわざ営業マンが来てくれた。
その営業マンの話では、防蟻+空気清浄化のためのヘルスコートと、防蟻に特化したヘルスキュアーがあるという。

 今回は、床下を暖房のチャンバーに使おうと考えている、と伝えた。
それなら、ヘルスコートが良いだろうということになった。
本来は、工事保証がつく代理店の責任施工が原則だが、それではお金がかかってしまう。
そこで材料だけ購入して、建築主のSさんたちとボクで塗ることになった。
ただし、主役はSさん夫妻で、ボクはお手伝いである。

 ローラーや刷毛、そして撹拌用の金物などを、近所のホームセンターで調達する。
これはボクの仕事で、これらが締めて¥8、500−だった。
18Kgの缶に入ったヘルスコートも、ボクの事務所に送られてきた。
晴れた土曜日の午前10時、ボクたちは現場に集まった。

 すぐに塗り始められるかと思っていたが、ベースコンクリートの上には、前日に降った雨の水が少し残っている。
この水を取り除く作業から始めた。
3人でタオルを水に浸して、絞るという原始的な方法で挑むこと、30分。
太陽の光と相まって、水はすっかりなくなった。
土台にヘルスコートを塗るSさんたち



 ヘルスコートを良く撹拌する。
Sさんのブログ<junjun>をみてほしい。
現場に搬入されている土台から、塗り始める。
土台をコンクリートの上に並べ、基礎に接する下端と両側の、3面に塗る。

 土台の上端には、番付けが書いてある。
黒いヘルスコートを塗ると、番付けが消えてしまうので、上端こは上棟後に塗ることにする。
 次に、ベースコンクリートに塗る。
なんとSさんのお父さんが手伝いに来てくれた。
左上の写真を見て欲しい、午前中で1度目を塗り終わった。
ここでお昼の弁当を食べる。
太陽の下で食べるご飯が美味しい。

 昼食後は、ベースコンクリートへの2度目の塗布から始める。
塗る要領も判ってきたし、Sさんたちは快調に作業をすすめる。
2度目を塗ると、はっきりと塗膜ができて、効果が期待できそうな感じになっていく。

 次に、大曳き(大引き)などの部材に塗る。
3時の休憩の時に、Sさんの奥さんのお父さんが、犬の散歩がてら差し入れに来てくれた。
とてもアットホームな感じのなかで、作業が進む。
ローラーを握って塗るという慣れない作業に、握力がなくなったと腕を振るSさんたち。
屈んでの姿勢に疲れた頃、4時すぎになって1日の作業が完了した。

 Sさんたち、お疲れさまでした。
そして、2人のお父さんたち、ありがとうございました。
これで上棟を待つばかりとなった。
 (2009.11.22)

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