「またげる」浴槽を

この55pが高い壁
 ボクは足を上げることが不自由な方の自宅を、改修する機会にめぐまれました。
右の写真を見ればわかるように、通常の浴槽は、またぎが50〜55pあります。
ボクの建築主は、これをまたぐのが難しかったので、浴槽の仕様で苦労していました。

 これより低い浴槽は、なかなかありませんでした。
既存の浴槽をカットすることも考えたのですが、カットすると浴槽が浅くなってしまい、お湯にたっぷりと浸かることができません。
 クレーンのごとく人間を吊して、入浴させる装置もありますが、大仕掛けでかつ超高価、とても住宅スケールのものではありません。
 そんな時、鴨下さんの作った「またげる」浴槽と出会いました。 

 「またげる」浴槽
 いままでは、右のようなバスボードに腰をかけ、自分で足をもって、じわじわと浴槽へ乗り移っていました。バスボードは、既存の浴槽に設置できますから、費用はとても安価です。しかし入浴とは、こんな入り方をするものでしょうか。

 「またげる」浴槽は、浴槽中央の蛇腹部分が、かんたんに上下でき(お湯を入れたままでも動きます)、足を高く上げなくても楽に入浴できます。つまり、普通の入浴の仕方です。 


浴槽交換
写真の都合で色が変ですが、またげる浴槽はほぼ白色です

  古い浴槽を撤去して、「またげる」浴槽を設置した。
浴槽のサイズが同じだったので、浴室内は変化なしだが、使い勝手は大きく向上した。
 同時に、手すりなどもつけて、安全になった。さっそく入浴し、嬉しかったと、翌日にメールが入った。
では、その費用はどのくらいかかるのか?

 下の写真は、鴨下さんが施工した在来工法の浴室

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